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執筆者の写真Social Impact Act

BOP層向け金融サービスの調査を支援するIMTFI


IMTFIとは

IMTFIとは、「Institute for Money, Technology and Financial Inclusion」の略で、世界の貧困層向けのお金とテクノロジーの調査の支援を目的に、2008年にカリフォルニア大学で設立されました。

研究内容などもIMTFIのホームページに紹介されていますので、BOPビジネスや途上国における金融サービスに関わる方は、是非、アクセスしてみてください。

Social Networks of Mobile Money in Western Kenya

IMTFIでは、社会的インパクト投資機関と共同して研究も行なっています。

「Social Networks of Mobile Money in Western Kenya」は、FSD Kenyaとも共同して行われているものです。

ケニアにおいて、モバイルマネーは幅広く普及していますが、その中で、家族や兄弟などの、ソーシャルなネットワークでのお金のやり取りに注目した取り組みとなっています。

内容のサマリーが動画で公開されています。


The Use of M-Shwari in the Jua Kali Sector

「M-Shwari」とはケニアにおけるモバイルバンキングプラットフォームです。

エムペサ(M-PESA)は世界でも良く知られ、最も広く普及しているモバイル送金サービスです。

M-Shwariは、Commercial Bank of Africa(CBA)と Safaricomが連携し、エムペサの機能を単なるモバイル送金から総合的なモバイルバンキングサービスへと拡充させたものです。

このM-Shwariと呼ばれるモバイルバンキングプラットフォームが、ケニアで、事業主やビジネスパーソンのような「Jua Kali Sector」と呼ばれる層において、どのような使われ方をしているのかについても、アフリカで活躍する、ソーシャルインパクト投資機関(FSD Kenya)と共同して研究なども行なっています。

こちらも、内容のサマリーが動画で公開されています。


今回は、ソーシャルインパクトにおいて、ファイナンシャルインクルージョンと呼ばれる、銀行口座などを持たない層向けサービスに留まらず、アフリカにおいて幅広く使われている、モバイルバンキングサービスと、その使われ方等の調査・研究を専門にしているIMTFIを紹介しました。

海外においては、社会的投資機関だけではなく、関連する領域を専門特化した研究機関は数多く存在しており、Social Impact Actでもこれらの調査機関やその活動についても、引き続き紹介していきます。


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