適正技術フォーラム
2017年5月21日(日)13:30-18:00 にJICA地球ひろば 国際会議場にて、適正技術フォーラム準備イベントの「小規模分散型テクノロジーの可能性」が開催されました。
適正技術フォーラムの目的は以下としています。
大学等の研究機関、企業の技術開発部門、NGOなどにおける適正技術分野の研究開発・技術開発と、大学、企業、NGO等の協力による同分野の実践的事業の形成・実施を促し、それらを担う人材開発を育成して、適正技術の開発と普及に寄与する。
今後の望ましい技術のあり方や、社会の発展のあり方について、先進国と途上国の対話を促し、目的の共有と協力の促進に努める。
また、適正技術について確率した定義などはないという前提の上で、今後精錬されることを目的とし、適正技術とは「技術が適用される(主に途上国の)現場の社会的・経済的・文化的条件に適し、多くの人々が参加しやすく、環境の保全や修復にも資する技術」としています。
フォーラムは、2017年秋に国際会議を開催し、それを契機に正式発足される予定です。
「適正技術とこれからの技術体系―アジアでの実践をふまえて」 田中直氏(特定非営利活動法人APEX代表理事)
インドネシアにおけるコミュニティー排水処理の事例から、途上国における適正な技術の条件として下記をあげています。
・安価(設備費、運転管理費)
・運転、保全が容易
・電力消費が少ない
・省スペース
・処理水質が良好
また、排水処理においては、「嫌気性処理」と「好気性処理」の二つがあり、APEXではそれらを組み合わせたテクノロジーを推奨しています。
その他、様々な途上国における適応技術等にご関心をお持ちの方は、是非、APEXのホームページにアクセスしてみてはいかがでしょうか?
また、中小企業のテクノロジーを活かした社会的課題の解決やソーシャルビジネス、プロボノなどにご関心をお持ちの方は是非、お気軽にお問合せください。
引き続き、関連トピックについて紹介していきます。
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