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ソーシャルインベストメント注目の背景〜援助編〜

最終更新: 1月6日


ソーシャルインパクト投資が注目される背景

インパクト投資が注目される背景としては、サブプライムローン問題やリーマンショックなどの反省もありますが、従来型の寄付の問題点や課題も明らかになってきたことも影響していると考えられます。

善意の寄付だけでは、世界のかかえる諸課題の解決に取り組むだけの資金規模に達することはない一方で、ビジ ネスの原則や手法を取り入れることにより、イノベーションやスケールアップを図ることができると認識されてきたことがある。※1

従来型の援助の問題点

『ポバティー・インク 〜あなたの寄付の不都合な真実〜』という映画をご存知でしょうか、援助に関わっている、もしくは関わろうとしている方には是非、見てもらいたい映画です。


映画では、特にハイチなど発展途上国の例が取り上げられています。ハイチは2010年に大地震に襲われ、人口の約3分の1の300万人が被災したと言われており、米国を中心として、世界中からたくさんの支援が寄せられたことで有名です。

本作では、「緊急援助」と「継続的な援助」を切り分けて取材しています。「緊急援助」については、現地の住民にとっても非常に有益なものだったとしている一方で、その後の「継続的援助」が及ぼす影響についてもスポットを当てて取材されています。

事例としては、ハイチの「米農家」と「太陽光パネル事業」の例等々が紹介されています。

・ハイチでは緊急援助後も3年以上、アメリカから大量の米が届き続け、結果無料の米が大量に市場に出回るため、地元の米が売れなくなり、多くの農家の職がなくなってしまった。

・ハイチの太陽光パネル開発のベンチャー企業も、電力不足対策として、無償の太陽光パネルを前に事業継続が困難に陥った。

・その他、靴を一足購入するごとに途上国に一足贈るトムスシューズや、国際養子縁組やアメリカの農業補助金などについて。

20ヶ国で200人以上に行なったインタビューなどを通し、善意の援助の結果、及ぼす影響を考えさせられると同時に、援助の課題や支援のあり方について問いかけています。

また、発展途上国のミッシングミドル(零細企業が中小企業に育たず、中間層が育たない)の問題なども取り上げられており、ソーシャルインパクト投資を始めとした、援助ではない、発展途上国との関わり方についても、

一つの視点を投げかけてくれる作品となっています。

発展途上国の開発経済領域についても、今後も取り上げていきます。

参考URL

※1 https://www.npo-homepage.go.jp/uploads/h27wg-impact-hyouka-3-9.pdf

※2 https://thegiin.org/assets/documents/Impact%20Investments%20an%20Emerging%20Asset%20Class2.pdf

#ソーシャルインパクト投資 #ポバティーインク #援助 #国際協力 #BOPビジネス #ソーシャルファイナンス

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