ESGやサステナビリティー推進担当者が、経営層・上層部が積極的でない場面に直面した時の対処法を整理。投資家圧力ベースの説得、リスク言語への翻訳、社内連携体制、段階的アプローチなど、現場担当者向けの実践的な視点を提供する。
今回のテーマは、担当者でESGやサステナビリティー推進を進めていこうとした際、さらに上位層が積極的ではない際の対処方法についてとなります。
通常、ESG領域は、投資家からの要望など、逆に上から言われて、それをいかに現場に落としていくべきか?という論点が多いテーマとなります。
ただし、会社によっては、その逆で、社会動向から、担当者から積極的に推進しようとしているものの、上層部が首を縦に振らないのだが、どうしたらいいか?という問い合わせもいくつか貰うことがあります。
今回は、そんな課題を抱えている担当者向けとなります。
今回、積極的ではない上層部を四部類にしてみました。 ・必要性を感じているか?いないか?(実施すべきと考えているか否か) ・実現可能性をどうとらえているか? という観点からの分類
まず、ESG・サステナビリティー領域において議論すべきは、出来るか?出来ないかの前に、推進する必要性があるかどうか?でしょう
そういう意味では、下記の認識で推進が進んでいないのであれば、なぜ必要なのかの合意や説得が必要となります。 ・必要ないし、難しいと思っている ・難しいことでないが、そもそも必要ないと思っている
その上で、もしも、特定の会社において、ESG・サステナビリティー領域の推進が必要ないという結論になった場合、最終的には、それも一つの経営方針と捉える必要があるとも言えます(それが正しいかどうかは別として)
ただし、これは最終的にそういう結論になったらということであって、外的動向や必要性を伝えるロジックの整備や伝達をしたうえで、となるので、もしもそうしたことが不十分であれば、まずはそうした活動を検討されることをお勧めします。

また、「必要性は感じているが、難しいと思っている」場合、ここはボトルネックとなっている、課題を抽出し、その解決策を提示しながら、推進していく必要があります。
ボトルネックによくなるのが、人的リソースや、知見などですが、ここは外部含め検討することで解決できる部分も大きい領域ではあります。
最後、「必要性も感じており、実現可能と思っている」が推進されない。というケースです。そもそもあるのか?ということですが、割と多いイメージがあります。
つまり、純粋に新しいことをやりたくないや、今までのやり方を変えたくないという場合、また、必要性のレベルが高くないケースなども当てはまります。
変わりたくないは深い問題ですが、必要性のレベルの問題であれば、そもそも優先順位がどのように決定されているかを理解した上で、説明していくことが求められます。
もちろん個社の状況に応じて、実施すべき内容も変わってくるかと思いますが、上記分類に当てはめた際に、まずどこに該当するのか?その上で、打ち手など検討する際の参考にしてもらえれば幸いです!
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