
ESG投資やインパクト投資を理解するためのキーワード
『投資家と企業のためのESG読本』 Social Impact Actでは社会的インパクトを意図した企業やその取り組みを紹介してきました。 その企業や取り組みに対して資金を投じる手段の一つがESG投資やインパクト投資と呼ばれるものです。 今回は、ESG投資などを理解するためにのキーワードが紹介されている、『投資家と企業のためのESG読本』という書籍の内容を紹介します。 実際に、ESG投資やインパクト投資などに興味がある方は実際に手に取られてみてはいかがでしょうか? トリプルボトムダウンとは 英国シンクタンクのサステナビリティ社の創業者、ジョンエルキントン氏が1994年に提唱した概念です。 単に、ボトムラインといえば、通常、財務諸表の損益計算書の最終行、すなわち、当期の決算を意味します。 経済面だけでなく、社会面(人権・社会貢献)、環境面(資源や汚染対策)なども均衡させるべきだというものがトリプルボトムラインです。 この考え方は日本でも広く活用されています。例えば、CSR報告のガイドラインとして活用されているGRI(グローバルレポーティングイニシア