スタンフォードソーシャルイノベーションレビュー(SSIR)に掲載された『The True Cost of Social Capital』という記事の紹介。社会的起業家からみた際に、社会資本)は一般的な商業資本は往々にして割高という意見。
Stanford Social Innovation Review (SSIR) とは
スタンフォードソーシャルイノベーションレビューは、世界中の社会変革リーダーに対して、ウェビナー、会議、雑誌、オンライン記事、ポッドキャストなどを通じて、人権、インパクト投資、非営利団体のビジネスモデルなど、幅広いトピックに関する研究、理論、実践の情報を提供しています。
以下のyoutubeチャンネルなどにも動画を公開しています。
今回は、そんなSSIRに掲載された『The True Cost of Social Capital』という記事の紹介となります。
アダムスミスの国富論、「神の見えざる手」の対比として「神の見えざる心」として注目された、インパクト投資ですが、欧米では広くソーシャルファイナンスに対して、推進すべきとする立場や、批判的な意見も出て、様々な議論が交わされています。
今回紹介する記事はTimothy Ogde氏のものです。一つの見方にすぎませんが、この領域に関心がある方は、原文に当たってみてはいかがでしょうか?
https://ssir.org/articles/entry/the_true_cost_of_social_capital
以下記事の内容の要旨です。
The True Cost of Social Capitalとは
Timothy Ogde氏の意見としては、社会的起業家からみた際に、社会資本(social capital)は一般的な商業資本(commercial capital)は往々にして割高なのではないかという意見です。
これは単に経済的リターンだけではなく、社会的インパクトを測定したり、報告する等々の事項はコストがかかるからだという観点です。
日本の研究者の中にも、強固な自由主義経済を主張する立場の方からするとそういう見方を指示する層もいるのではないかと思われます。
一つの見方ではありますが、実際にインパクト投資やソーシャルファイナンスの普及という観点からは考慮すべき点がある内容となっています。
つまり、投資家サイドから見た場合には、実際の投資がどれだけのインパクトを生んでいるのかというエビデンスは、投資の可否を判定する大きな材料となります。
一方で、社会起業家からすると、社会的インパクトを生むことを目標にしていたとしても、その測定には、コストをなるべき抑えたいというインセンティブが働きます。
社会的インパクトをいかに可視化するのか、また可視化するインセンティブをどのように設計するのかは重要な観点になるのではないでしょうか?
今回は、スタンフォードソーシャルイノベーションレビューの『The True Cost of Social Capital』という記事を紹介しました。
興味を持たれた方は是非、原文にあたってみてください。
引き続き、社会的インパクトに関連する企業やその取組みについて紹介していきます。
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