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BOPビジネス3.0とは〜途上国ビジネスの成功の鍵〜

最終更新: 2019年7月3日


『BOPビジネス3.0』とは

今回は、『BOPビジネス3.0』という書籍を紹介します。 原文は『base of pyramid 3.0: sustainable development through innovation and entrepreneurship』です。

この書籍は、途上国ビジネスやBOPビジネスについて、包括的に紹介している良書です。関連領域に興味をお持ちの方は是非、手にとってみてください。

「BOPビジネス」とは

BOPとは、base of pyramidの略で、C・K・プラハラードとスチュアード・L・ハートが初めて定義したものです。

BOPビジネスモデルの構築には、「入手しやすさ」「手頃な価格」「啓蒙活動」「受容性」をどのように設計するかが重要であるとしています。

また、BOP以下の通り進展してきました。

【BOP1.0】 BOPに富を発見すること

【BOP2.0】 BOPと富を共創すること

ただし、失敗例も数多くあり、BOP3.0への進化が求めれれています。

「BOPビジネス」の失敗の要因とBOP3.0

BOPビジネスが失敗する、主に4つの要因として以下が挙げられています。

・「満たされていないニーズが市場を形成しているという思い込み」

→例えば、メガネが必要なインド人の推計は出来ても、そのうち何人が購入するのか?

・「大幅に値下げした価格であれば、BOP市場向けにデザインし直した先進国企業の製品を購入したがるという思い込み」

→技術革新による製品コストの低下や、品質の調整が重要

・「BOP層の顧客に到達するコストと困難さを過小評価」

・「達成しようとする目的が多すぎて、プロジェクトが散漫に」

そこで、BOP2.0から3.0の進展が求めれており、その特徴としては下記が挙げられています。

・共創から、オープンイノベーションへ

・単独の活動から、イノベーションのエコシステムへ

・流通の拡大から、ラストマイルのためのイノベーションへ

・NGOとの協働関係から、セクター横断的な提携ネットワークへ

・貧困削減から、持続可能な開発へ

また、BOP層は買い物で失敗できないため、BOPビジネスを検討する際には、カスタマージャーニーを作り、日常の悩みや問題意識に関するインサイトを得ることが初期の取り組みにおいて重要な道しるべとなるとしています。

また、書籍の中では、その他にもBOPビジョンの策定とステップやインパクト投資などについても紹介されています。

興味をお持ちの方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

NGOや企業、プロボノなど、マルチプレイヤーの参画を目指す、「インサイトテックポータル」も合わせてご参照ください。


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