昨今、WEB3.0やNFT、DAOというキーワードをよく目にするようになりました。
ブロックチェーン技術を活用した新しいWEBや、デジタル資産に関する在り方が変化していく動向です。
例えば、WEBだけでなく、働き方においても、正社員だけでなく、プロジェクトベースの分散型の仕事の進め方なども増えています。
ソーシャルインパクトの文脈についてはどのような影響があるのでしょうか?
古典的な成長モデルである、富の創出⇒分配という文脈で分類すると下記のような動向が既に生まれています
■富(仕事)の創出
・Play to earn(P2E)に代表されるような、ブロックチェーンゲームをプレイすることで、そこで育てたキャラクターやアイテムを販売し、生計を立てるゲーマーが途上国などを中心に生まれ始めています
・今後、メガヒット(P2E)ゲームなどが生まれれば、今までとは違った文脈や能力からの雇用創出が期待されます
・またNFTなどのデジタルアセットは、特にそれらが生まれたコンテキストも重要になると考えられ、ソーシャルインパクトなどとも相性がよい可能性があります
■再分配 ・新しい動向により、新しい仕事や雇用が生まれる。これ自体が一つのソーシャルインパクトではあると考えられますが、もう一つ注目の文脈が再分配です ・今まで、デジタルプラットフォーム、GAFAなどが、独占的に利益を享受しているという文脈のテーマは定期的に勃興するテーマです ・その是非は一旦置いておいて、その源泉となっているのは、大量に集まってくる”データ”となります。 ・DAO化された世界では、分散化されているため、何処か一点に大量のデータや個人情報が集約されることがないため、そのコミュニティーで生まれた付加価値や富が、一つの企業などに独占されにくく、結果、分配の議論においてもメリットが大きいのではないか? とも期待されています ■デメリットは? ・一方で、DAO化された世界では、年齢性別国籍フリーでのプロジェクト運営が増えてくる場合、そこでの問題が発生した際に、むしろ問題解決において、非効率な可能性はあり得ます ・こちらは、設計の仕方などによっても変わってくるでしょうが、新しい動向においては、特に過渡期は顕在的・潜在的リスクがあることは間違いないでしょう いずれにしても、サステナビリティーもそうですが、分散化の動向は注目に値すべきテーマです。WEB3.0やNFT、DAOなどにも、具体的なアクションを起こしてみても面白いかもしれません。
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