INSIGHTS· SOCIAL IMPACT

サーチファンドは日本に根付くのか?事業承継やインパクト投資の観点から

サーチファンドとは、バイアウトファンドの一形態で、経営者を目指す「個人」が、投資家の支援を受けながら自分が社長になりたい会社を探し、買収する仕組みのことです。ソーシャルインパクトアクトでも関連情報を発信していきます。

サーチファンドは日本に根付くのか?事業承継やイン
FIG. 01 / サーチファンドは日本に根付くのか?事業承継やインPHOTOGRAPHY / ARCHIVE

SIAの今井です。

最近、色々な所で「サーチファンド」ということを耳にする機会が増えた気がします。

サーチファンドとは、バイアウトファンドの一形態で、経営者を目指す「個人」が、投資家の支援を受けながら自分が社長になりたい会社を探し、買収する仕組みのことです。

1980年代にアメリカで誕生した投資モデルと言われており、欧米を中心に広がりを見せています。

日本においては、サーチファンドは、あまり知られていないかもしれません。 ただ経営者の高齢化が進んでおり『事業承継問題』も大きな社会課題として認識されつつあり、そうした課題解決の旗手となりうるのではないかという文脈でも注目されています。

【サーチファンドが日本でも注目される背景について】 ・割とサラリーマンでもお金を持っている人は多い ・ただ、完全な0⇒1よりも、MBAや経営のスキルを活かして1⇒10が好きという人もいる ・事業承継問題(記述) ・人生100年時代 ・特に面白い技術や分野を長年続けている長寿企業は比較的日本に多い

【サーチファンドが日本で広がりにくい背景】 ・ 投資を行う企業のサーチ費用を負担してくれる投資家の不在(海外では、投資先の選定から資金が得られることもあり、まさにエコシステムが出来上がっていることも) ・そもそもの認知度は低い

昨今、GPIFなど機関投資家や政府の方針等から、ESG対応は、企業の経営においても一般化されてきたと認識しています。

ある意味、「事業承継問題」や「終身雇用の終焉」に関する事業は、社会的な観点でもマクロ的インパクトが大きな事業です。

「事業承継問題」や「終身雇用の終焉」などの進展も相まって、セカンドキャリアの一つとして、サーチファンドのようなものはもっと注目されてくる可能性はあります。

インパクト投資などの機関は日本にはほぼ、”ない”に等しい状況ですが、そうした機関が、サーチファンド的な機能を担う展開もセットで模索されていくことも面白いかもしれませんね。

ソーシャルインパクトアクトでは、そうした分野の研究なども、一部公開していきます。 関心をお持ちの方はチェックしてみてください。

※なお、ブティックファームのKI Strategyにおいても、事業承継のご相談や、企業の採用強化の観点からも、企業のパーパスやビジョンの策定支援も実施しています。お気軽にお問合せください。

▸ 編集部
ABOUT THE AUTHOR

編集部

KI STRATEGY / 編集部

KI Strategy 編集部所属。ESG・サステナビリティを軸に、開示と意思決定を貫くロジックを編む。

SECTION 05 / NEWSLETTER

週末に届く、
経営の編集。

隔週金曜の朝、編集部が選んだ1本と、サステナビリティ業界動向の3行サマリーをお届けします。広告なし、退会はワンクリック。

経営企画・ESG・IR 担当者へ隔週でお届けNO ADS · UNSUBSCRIBE 1-CLICK