ストリート・ディベートをご存知でしょうか?路上での「ものごい」をアップデートし、尊厳を損なわずにお金を稼ぐことを模索した取り組みです。SDGsやESGの社会動向もあり、民間企業において、「経済的利益」も「社会的利益」の最大化が注目される。
ストリート・ディベートをご存知でしょうか?
Tom Kitaharaさんが、ルフト工科大学院 インタラクションデザイン研究科の修士研究の一環で生み出されたものです。
路上での「ものごい」をアップデートし、尊厳を損なわずにお金を稼ぐことを模索した取り組みです。
日本語の動画もアップデートされているので、是非、雰囲気を感じてみてください。
「ストリート雑誌(Big Issue)も売ってたんだけどね。物乞いをするより恥ずかしいと感じたんだ。」
こちらの記事で紹介されている、ロンドンで路上生活を行っていくるJさんのコメントです。
もちろん、一つの意見でしょうが、路上生活者に必要なサービスやソリューションのアップデートは難しい側面があることも確かでしょう。
様々なインタビューや調査・実験から、路上生活者が最も必要としているのは、お金ではなく「尊厳」であるという仮説。
また、対等な会話こそが、その「尊厳」を保つために必要であるという洞察から、硬貨で世論を可視化(ブレグジット賛成or反対など)して、路上に議論を発生させる「ストリートディベート」というアイディアとソリューションが生み出されています。
こちらのソリューションは、「平均で1時間に13.5 ポンド( 約2000 円)を稼ぎ、12 人との会話が発生」するという効果を生み出しているそうです。
昨今、ソーシャルインパクトや、社会的価値という文脈が、NPOや公的機関だけでなく、民間セクターからもよく耳にするようになりました。事業創発や、広い意味での経済合理性の判断からも、そうした観点での事業評価や経営戦略の手法が模索されています。
SDGsやESGの社会動向もあり、感度の高い民間企業において、できることなら「経済的利益」も「社会的利益」も最大化している方がいい。そうであるならば、現状がどうかではなく、その「あるべき姿」にどう近づけるべきか議論・検討されだしているというイメージです。
そうした際にも、短絡的に、「お金に困っている=援助」などということではなく、社会リサーチなどを通じた、本質的な課題や、洞察の獲得というアクションも必要な能力として認識されるようになりつつあるといえるかもしれません。
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