INSIGHTS· SOCIAL IMPACT

インドネシアの社会的インパクト投資機関〜ANGIN〜

ANGINは、女性の社会起業家に投資を行う、インドネシアのインパクト投資機関です。投資先企業例としてクラウドレンディング会社や、クラフト商品開発企業に投資を行なっています。引き続き、途上国のインパクト投資機関を紹介していきます。

インドネシアの社会的インパクト投資機関 ANGI
FIG. 01 / インドネシアの社会的インパクト投資機関 ANGIPHOTOGRAPHY / ARCHIVE

インパクト投資機関とは?

SIAの今井です。

有志連合で企画している途上国向けプロジェクトで、最近、インドネシアがよく出てくるので、インドネシアのインパクト投資機関について調べてみました。

「インパクト投資とは、経済的利益を超えて、プラスのインパクトを創出することを目的としている投資(investments intended to create positive impact beyond financial return)」などと定義される事もありますが、欧米系を中心に既に様々なプレイヤーが存在しており、2013年の「ソーシャル・インパクト・インベスメント・フォーラム」などを契機に世界でも注目を集めました。

一口にインパクト投資機関といっても様々なプレイヤーがいます。一部をデータベース化していますので、そちらもご参照ください。

例えば、リターンについても、インパクト投資機関でもそもそもの認識がまちまちです。

・インパクト投資は「経済的リターン」だけでなく、「社会的リターン」も達成しているのだから、経済的リターンは少なくてもしょうがないという認識

・インパクト投資は、企業が社会的リターンや持続可能性を考慮することを求めており、中長期的には企業の発展に繋がり、結果、従来の投資以上の経済的リターンも生むものという認識

どちらが正しいかは、学術的にも、時間軸や、実質的にも難しい問題ですが、少なくとも、後者の認識を持った投資家が、前者の認識を持ったインパクト投資機関に投資を行うと軋轢が生まれる要因となる事は想像しやすい結果かと思います。

よく、SRI(社会的責任投資)→ESG投資の流れが生まれた背景にも、SRI(社会的責任投資)は「単に経済的リターンが少ない隠れ蓑的」な批判があったと認識していますが、その批判の一部にも、投資家の裾野が広がった事による、そもそもの認識の齟齬のようなものもあったのではないかと思います。(個別にみるとひどいSRIもあった事も事実ですが、、)

ANGINとは?

Angel Investing in Indonesia(ANGIN)は、主に、女性の社会起業家に投資を行う、インドネシアのインパクト投資機関です。

投資先企業例:クラウドレンディング

投資先企業例:クラフト商品開発、日本でもWill Gallery(白金台)などで取り扱っているようです。関心のある方はそちらも。

個人的に、社会的インパクト投資機関に注目している点の一つに、リターンの考え方において、「経済的リターン」だけでなく、「社会的リターン」も加味した選好を持つ投資家から、お金を集め、今まで、「経済的リターン」だけでは投資が行われていなかった事業や案件に対して投資を実施する機能を有している点です。

社会的課題に挑戦する事業の中には、「社会的インパクト」は高いにも関わらず、「経済的リターン」の観点から従来の投資案件から除外されてしまうものもあり、そうした案件と特に、相性がいいと考えられます。

ただ、インパクト投資に限らず、マイクロファイナンス、モバイルバンキング、マイクロインシュアランスなど様々なツールがありますが、そもそもの資金の受けてとなる個人のマインドやリテラシー、教育の部分が一番重要なのではないかということが、最近考えていることですが、引き続き、途上国のインパクト投資機関なども紹介していきます。

#インパクト投資 #インドネシア #ソーシャルインパクト #ソーシャルファイナンス #社会的企業 #社会的投資 #開発経済

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