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執筆者の写真Social Impact Act

成長戦略としてのミッション・ビジョン・パーパスや企業文化

今回のテーマはミッション・ビジョン・パーパスや企業文化についてです。 企業の新規事業開発や、事業グロース、経営戦略など様々な文脈での支援がありますが、企業と関わると、その会社ごとの、企業文化や強みが違うというのは当然のことです。 ・ミッションやビジョン、パーパスなどが強く、その思いや目指すべき世界観などによって企業の意思決定や、従業員が集まっているような、理念駆動型の企業 ・また、別の企業は、正直、目指すべき世界観や、ミッションやビジョン、パーパスなどなどおいておいて、売上や利益などのKPIやモデル化・数値化が強い、数値駆動型の企業 など、定性面で駆動する企業と、数値面での駆動に強みを持つ企業と(もちろん相対的なものではありますが)、企業文化に違いがあります。

悲しいかな、目指すべき世界観や、ビジョンも経営陣から提供されず、かといって、事業の数値化も、大雑把でPDCAが回っていない企業などもあります・・・ 経営陣が意識されているかはおいておいて、そうした企業は、例外なく、中長期的には、衰退しているように思います。 そうした(衰退)企業もファンドに買収されるなどで、数値駆動の仕組みの導入や、意思ある経営陣のTOBなどがあれば、成長軌道に戻ることもあります ただ、そうした変化もなければ、企業文化は、なかなか変わることもなく、中にいる従業員もやめていき、優秀な仲間も従業員で入ってくる機会も減り・・・ただ、過去の遺産があるため、マーケットなどの伸びなどあれば特に、すぐにはつぶれないが、横ばいもしくは、徐々に衰退という悪循環も散見される状況です 逆に言えば、理念駆動型の企業が、数値駆動の仕組みを導入する、また、数値駆動型の企業が、目指すべき目的を設定することで、さらに成長軌道に乗るということもあります ・例えば、目指すべき世界観やビジョンを、単に、定性的な目標とするだけでなく、それを実現するための、数値化や因数分解などを行うことで、アクションの明確化 ・また、逆に数値の最適化だけを行っていた企業が、さらなる目的変数ともなる、目指すべき方向性を導入することで、もともと数値化のマネジメントがある企業は、さらに成長する など 今の現在位置が、 ・衰退企業の場合:両方伸ばすのが理想だが、大抵はどちらもできてない企業が、突然両方面伸ばすことは難しく、まずは、理念駆動か数値駆動かだけでも、推進するのは一つの方向性としてありえます ・理念駆動型の企業の場合:さらに理念の解像度を上げていく道もあるが、定性面だけでなく、それを数値やモデルに落とす ・数値駆動型の企業の場合:単に、数値だけの世界だけでなく、その先に目指す世界観やビジョンに引き付けられる仲間もおり、また、目指すべき世界観自体が、目的変数として、PDCAサイクルの質が変わることも 企業経営において、相対的な現在位置によっては、次の一手としての、ミッション・ビジョン・パーパスも、検討されてみてはいかがでしょうか?

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