『人間中心主義』VS『地球中心主義』は対立構造にあるのか?事業創造の重心をどこに置くかという議論を整理。テクノロジー中心主義・人間中心主義・地球中心主義の系譜と、サステナビリティー時代の経営判断における視座を考察する。
事業創造において、どこに重心やスタート地点に置くべきか? という議論は様々な文脈で展開されてきました。
コンサルティングファームによってもその方法論は多様です。
例えば、テクノロジーに強い会社であれば、テクノロジー起点(テクノロジー中心主義)で、ビジネスの創発を試みます。
最近では、鳴りを潜めてきた感はありますが、マーケット起点で起草することもあります。
そして、一昔前から、「人間中心主義」と呼ばれる手法も台頭してきました。 デザイン思考やアート思考などもその部類に入ると言えるでしょう。
また昨今では、SDGsやESG、気候変動などのトピックから、地球中心主義と呼ばれるようなビジネス創発の起点が台頭してきている側面もあります。
実際に、東証一部上場企業の多くが、中期経営計画などに、SDGsを中心とした社会課題起点のビジネス創発を謳っています。
そのあたりの事例はこちらも参考にしてみてください。 ・SDGs Insight

そうした文脈の中で、「人間中心主義」は「地球中心主義」と対立するのか? もしくは古臭い手法となるのか?という議論があります。
ESGなどの考え方の多くは、「地球中心主義」が「人間中心主義」でもあるという思想でしょう。ただ、実際、人間中心主義が行き過ぎれば、エコシステムに亀裂が走ることもあるでしょう。逆に、「地球中心主義」を過激に謳う人の中には、それが行きつく先は、人がいらないという思想では・・・というような人もいるように思えます。
問題は、いかに「人間中心主義」と「地球中心主義」を対立構造ではなく、いかにバランスよく結びつけるかということでしょう。
そういう意味では、「人間中心主義」は「地球中心主義」によって古くさくなるものではなく、むしろ互いを補完するものと捉えることが可能です。
今まで、デザインシンキングなど、人間にフォーカスをあててきたプレイヤーが、サステナブルやソーシャルインパクトの領域でも、活躍していくことが求められています。
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