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アートシンキングにおける人間中心主義とビジネスシンキングについて

更新日:2019年6月10日


人間中心主義とビジネスシンキング

前回アートシンキングの導入として、「アートシンキングとは?デザインシンキングからの導入」という記事で、アートとデザインの違いについて紹介しました。

今回はその続編となります。

一律にコンサルファームを語ることは出来ませんが、一般的にコンサルファームが得意とする領域は、「ビジネスシンキング」とも言われる、主にデータやロジックを中心に活用した、マーケット中心主義と呼ばれるものです。

これはこれで、ビジネスをスケールさせたり、創発したりする際に重要な観点となります。

その一方で、実際の顧客になるユーザーの観点が十分ではなく、事業創発には不十分という見方もあります。

そうした中、「マーケット」ではなく、「人間」を中心に新規事業やイノベーションの創発を目指す手法として「デザインシンキング」などの手法が登場することとなりました。


アートシンキング

実際に「デザインシンキング」を活用することで、今までにない商品やサービスが生まれた事例は数多く紹介されています。

その一方で、起業家やイノベーターの多くは、ユーザー(他者)のニーズやマーケットの規模だけでなく、そもそも自分自身のやりたい事として、事業創発を起こしているケースも多いのではないか?ということに重点を置くべきという議論はかねてよりありました。

そうした中、人間中心主義において、他者に比重を置くのではなく、「自分」を中心とした「アートシンキング」が注目をあびています。

注意すべき事項として、「アートシンキング」にしろ「デザインシンキング」「マーケットシンキング」のどれかが優れているということではなく、それぞれ弱みや強みがあり、活用するフェーズや文脈に応じて使い分ける必要があるでしょう。

折をみて、アートシンキングのトピックについても紹介していきます。

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