「マーケット」ではなく「人間」を中心に新規事業やイノベーションの創発を目指す手法として「デザインシンキング」があります。昨今では、人間中心主義において、他者に比重を置くのではなく、「自分」を中心とした「アートシンキング」が注目されています。
人間中心主義とビジネスシンキング
前回アートシンキングの導入として、「アートシンキングとは?デザインシンキングからの導入」という記事で、アートとデザインの違いについて紹介しました。
今回はその続編となります。
一律にコンサルファームを語ることは出来ませんが、一般的にコンサルファームが得意とする領域は、「ビジネスシンキング」とも言われる、主にデータやロジックを中心に活用した、マーケット中心主義と呼ばれるものです。
これはこれで、ビジネスをスケールさせたり、創発したりする際に重要な観点となります。
その一方で、実際の顧客になるユーザーの観点が十分ではなく、事業創発には不十分という見方もあります。
そうした中、「マーケット」ではなく、「人間」を中心に新規事業やイノベーションの創発を目指す手法として「デザインシンキング」などの手法が登場することとなりました。

実際に「デザインシンキング」を活用することで、今までにない商品やサービスが生まれた事例は数多く紹介されています。
その一方で、起業家やイノベーターの多くは、ユーザー(他者)のニーズやマーケットの規模だけでなく、そもそも自分自身のやりたい事として、事業創発を起こしているケースも多いのではないか?ということに重点を置くべきという議論はかねてよりありました。
そうした中、人間中心主義において、他者に比重を置くのではなく、「自分」を中心とした「アートシンキング」が注目をあびています。
注意すべき事項として、「アートシンキング」にしろ「デザインシンキング」「マーケットシンキング」のどれかが優れているということではなく、それぞれ弱みや強みがあり、活用するフェーズや文脈に応じて使い分ける必要があるでしょう。
折をみて、アートシンキングのトピックについても紹介していきます。
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