SDGsやサステナブル
SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年に採択された比較的新しいトピックスですが、表現の違いはあるにしろ、エコやサステナブル、持続可能性などは、様々な観点から議論されてきました。
経済学の切り分けの仕方は様々ですが、一つは「マルサス主義」と「ソロー主義」の考え方です、こうした議論は、全体としてどうかというマクロ的視点と、個別具体的にどうかというミクロ的な観点もあり、1、0の話ではありません。(どちらが100%正しいというのは信仰の世界です)
トーマス・マルサス
トーマス・マルサスは、19世紀の経済学者ですが、環境問題などを取り扱う、様々な国際協定などはこのマルサス主義に立つものも未だに多くあります。
マルサスのエコやサステナブル、持続可能性などの為に、人間は「抑制」しなくてはいけないという考え方です。論文では、人口増加や食糧不足による、人類の貧困とシナリオを示しました。それを防ぐ為には、「抑制」をしなくてはいけないというロジックです。
ロバート・ソロー
対して、ソロー氏は、地球環境や社会的課題は、人々が生み出す「イノベーション」で解決可能とする考え方です。確かに、人口増加や一見すると、解決不能に思える社会的課題も「イノベーション」を通じて解決でき、その為、国や企業や団体は「イノベーション」を促進すべきだというロジックです。
投資などでも、イノベーションに投資するのか、ガバナンスに投資するのか?非常に議論が分かれるところで、1、0の話ではありません。
SDGs(持続可能な開発目標)に議論を戻すと、2030年の目標ですが、「抑制」だけでは到底達成可能とは思えません、いかに、適切なイノベーションを創発することができるのか?その為には「行動」と適切な「洞察」が必要で、そうした動きが加速する取り組みや活動を紹介していきます。
また、所属や学校などの垣根を越えて、様々なバックグラウンドの方と、SDGsやソーシャルビジネスなどを切り口に勉強会や、具体的な活動やアクションを企画しています。
ご関心や興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。
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