社会的インパクト投資とESG投資~セクター別の拡大方針~
SIAの今井です。 今回は、久しぶりにインパクト投資の話題についてです。 インパクト投資の定義は様々ですが、一般的に「経済的リターンだけでなく、社会的インパクトを創出することを意図した投資」のことです。 似たような言葉でESG投資もあります。 こちらも、環境(environment)、社会(social)、企業統治(governance)に配慮している企業を重視・選別して行う投資です。 ESG投資にしても、インパクト投資にしても、二つの観点があるということです。 ・「経済的な観点」 ・「社会的な観点」 では、二つの観点でマトリクスを整理した際に、社会的インパクト投資は、どこにプロットされるのでしょうか? 定義上、経済的なリターンだけでなく、社会的リターンを目指すので、上段にいることは確かそうですが、AかBにいるかは、機関によってもニュアンスが変わっているように思われます。 A:インパクト投資は、社会的リターンも訴求するため、経済的リターンは通常の金融商品より下回ることを許容 B:インパクト投資は、社会的リターンも訴求するビジネスを選別して投資して