新しい価値の創造、イノベーション、新規事業開発・・・
企業の経営課題によく上がるテーマです。
それを実現する手法も様々模索されてきました
・顧客の課題にフォーカスする
・他社の成功事例をまねる
・自分のやりたいことにフォーカスする
・テクノロジーの進化に注目する
などなど
その中で、バックキャスティング的(未来から逆算的)に物事を捉えるというのも、あくまでも一つの手法としてあります。
ただ、昨今は、TCFDや中長期経営戦略などで、2030年や2050年を見据えてというテーマに対応している企業や担当者も多いのではないでしょうか?
もちろん、未来から来た人はいないので(知らないところでタイムマシーンなどが開発されていたら別ですが・・・)、そうだとすると、基本は分からないのが未来です。
ただ、企業や担当者によって、分からない中でも、将来に対してどのような、「世界観」や「ヴィジョン」を持っているのかに大きな違いがあるなというのが、所感です。
振返ってみると、30年前の世界では
・移動しようとすると、駅員さんが切符を切っていて
・連絡しようと思ったら、基本は固定電話を探して
・移動中は、連絡手段は基本なく
・新幹線の席横には灰皿がある
などなど
恐らく、現在からみたら、「違和感」と「ビジネスチャンス」の宝庫であることに気づかされるのではないでしょうか?
実際、時価総額でもトップティアに位置するAppleなども、1987年の時点でいわゆる、iPadのようなものを使う、世界観を持っていた企業かと思います
割とサステナビリティーやESG領域についても、30年後などから振り返ると、”違和感”や”ビジネスチャンス”しかないと思えるような、領域が多様に含まれているかと思います。 もちろん、誰の持っている世界観が正しいかなどは、時間が明らかにするものかもしれませんが、だからこそ、多様な人員や視点で、”世界観”を描いていく!想像してみる!という活動も一つの手法として、模索されてみてはいかがでしょうか?
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