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執筆者の写真Social Impact Act

未来の「都市」を考える〜My City ForecastによるSDGs時代の街づくり〜


Social Impact Actの今井です。

突然ですが、2030年どういう都市に暮らしているかなど想像したことあるでしょうか?

都内に住んでいるとあまり意識しないのですが、たまに実家に帰省したりすると、人口減少が顕著になっていたり、駅を少し外れると、すぐ寂れた雰囲気になる都市も多いのではないでしょうか。

Mycity Forecastとは?

My city Forecastは、東大の関本研究室が開発しているサービスです。

現状の人口分布・施設配置データをもとに、2015年~2040年に想定される居住地域の環境を可視化するものです。

都市と将来の年を指定するだけで、「地域の人口」、「65歳以上人口割合」、「14歳以下人口割合」、「一人あたりの行政コスト負担」「緑地割合」「保育施設」などのシミュレーション結果が確認できます。

関心のある都市などで試してみると意外と面白いです。


My City Forecast

当然、将来推計は、遠い将来になるほど、不確定要素も多くなり、また、例えば、保育施設などは、世論の声や、行政のインセンティブ設計によって、進出の度合いが変わってくるなど、項目毎の精度についても色々な見方ができるかとは思います。

※別途、経営戦略などで新人研修的に一通り学習する、シナリオプランニングなども、想定するシナリオ因子にもよりますが、時系列が離れるほど、発生しうる事象のボラティリティーは、収束するのではなく、拡大することを前提にする方が一般的と認識しています。

SDGsの文脈でいうと、目標 11が「住み続けられるまちづくり」となりますが、将来からのバックキャスティングなどに際して、ある程度議論を深めるという意味では、当然データは必要となり、将来の都市を構想する際に、前提となる数値としても活用できるかと思います。

My city Forecastは、誰でも活用できるようになっているので、地方活性化や街づくりなどに関心をお持ちの方はアクセスしてみてはいかがでしょうか?

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