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執筆者の写真Social Impact Act

総合取引所によるESGの普及~ソーシャル金融イノベーションへの足掛かりとして~


SIAの今井です。

今回は金融についてです。

ESG投資と大手金融機関

ESG投資の促進には、GPIFなどの年金運用機関なども積極的なことで有名です。

その一因として、機関投資家など、大きな資産を運用する機関の方が、ESG投資や社会的インパクト投資を推進するインセンティブがあるからです。

例えば、大きな資産を運用する機関は、一つの銘柄や企業へ投資を行っているわけではなく、社会全体に投資しています。

そのため、一つの企業が大きな利益をあげていたとしても、その企業に社会資本などを欠損する活動を行われてしまうと、他の企業や、長い時系列でみた際に、持続可能性が低下するというリスクが高まってしまうからです。

⇒そのため、機関投資家など、大きな資産を運用する機関の方がESGやサステナビリティの観点も重視するという説明がよくあります。


総合取引所 今井健太郎

ESG投資と総合取引所

個人投資家に目を移した際も、経済的リターンだけでなく、社会的リターンも重視する選好を持つそうがいることは確かでしょう。

ただ、大きな層を取り込むためには、総合取引所のようなものがあっても面白いかもしれません。

最近では、ロボアドバイザーなどで自動的にポートフォリオへ分散投資を行ってくれるフィンテクサービスは多々生まれています。

それでも株式や投資信託に限定されるなど、いわゆるリートや商品、先物など、すべての金融サービスを総合して取引できるところは皆無に等しいわけです。

ただ、一つの銘柄や企業ではなく、社会が全体として、成長することで利益を享受することができる金融商品などの普及は、リスクマネジメントとしてだけでなく、個人投資家やステークホルダーにESG投資が普及するインセンティブにも寄与するのではないでしょうか?

今回は、ESG投資と総合取引所というアイディアを紹介しました。

引き続き、関連事項について紹介していきます。

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