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執筆者の写真Social Impact Act

海外進出や途上国ビジネスの進め方と「開発コンサル」と協業という選択肢

更新日:2020年2月16日

SIAの今井です。

今回は途上国ビジネスの話題についてです。

途上国ビジネスの進め方

突然ではありますが、上司の人や社長から「〇〇国で〇〇の事業を始めることとなった、責任者を任せる」と言われたらどのようにプロジェクトを進めていきますか?

論点の一つとして、大部分を「自社」で実施するか?それとも「他社」とも適切にチームビルディングしてすすめていく形にするかということがあります。

当然、どこの国か、またどういったビジネスを展開するか、また展開しようとしている企業自身のリソースによっても変わってくるでしょう。

色々なプロジェクトの切り方が考えられますが、代表的な例として下記のようにフェーズ分けすることが可能です。

・目的、ゴールの設定

・進出国、ニーズの調査

・現地アライアンス等の模索

・ビジネスの開始

・モニタリング、改善活動

途上国ビジネスの場合、大企業を除き、すべてを自社で!ということの方が珍しいかもしれません。

では、どこと組むか?ということなのですが、フェーズによっては「開発コンサル」なども検討の土俵にあげてもいいのではないかと思っています。

開発コンサルとは?

開発コンサルって何?という方も多いかもしれませんし、千差万別という意味もありますが、JICAさんなどのプロジェクトを通じて、途上国ビジネスを支援している会社というとイメージがあるかもしれません。

JICAさんのプロジェクトというとどういうイメージを持つかは、なんとも言えないところがありますよね。私も私見はありますが、、それは本題ではないので、一旦置いておいて。

別途経営している、KI Strategy Incにおいても、もう四期目の会社ですが、民間企業において、所謂、経営戦略や事業開発に、社会課題やそうした価値観を取り入れようというお題で呼ばれる機会が本当に増えてきたと実感しています。

また逆に、開発コンサルなどの方においても、所謂、ソーシャルビジネスやSDGsの文脈だけでなく、純粋に広くビジネス開拓の案件を支援していきたいというディスカッションをする機会がありました。

「ソーシャルの文脈」と「ビジネスの文脈」が溶け合ってきているというイメージです。

よく民間企業は、利益だけで、社会のことを~というような話をする学者の方などもいらっしゃいますが、実際そういう方がどれほど企業の経営戦略や事業開発の現場に踏み入られているかは、人によるんだと思います。企業の検討や実施内容の多くは情報発信されている訳ではないので。

そういう意味では、〇〇レポートや公開情報から、企業をランキング化したり、その情報をメインで評価したものなどが、勤めている方や、ステークホルダーからみても検討外れの場合が多いのは頷けます。投資機関であれば、そうした情報を見るだけでなく、実際に、経営者や担当者へのインタビューや、ビジネスモデルそのものの評価等を実施していますよね。

現場のニーズや肌感、モニタリング等に!

途上国ビジネスにおいて、現場でのニーズや肌感をつかむ為に、比較的コストを抑えて、情報を収集しようとする場合において、開発コンサルに話を聞いてみるのも一案です。

既存のファームに依頼する場合ですと、私も外資を含めファームの支援の経験はありますが、実際に、現地等を訪れてということになると、結構なコストになります。ただ、開発コンサルの場合は、すでにその地域でのビジネス開発の経験や、リアルタイムでビジネス展開を支援している可能性もあります。

そうした場合は、既存ファームより、低コストで現場の情報を入手することもできるかもしれません。

実はコンサル業界は面白いもので、

・例えばデザインファームが、コンサル領域に入ってきたり、逆にコンサル業界がデザインファームを買収する

・また、コンサル会社が海外進出だけでなく、最近では、SDGsやソーシャルビジネス支援にも入ってきいてたりします。ただ逆に開発コンサルが、既存ファームの海外進出支援領域にも入っていっているということはあまり聞きません。

今後そういう動きがあっても面白いと考えています。

もしも、SDGsやソーシャルビジネスの文脈だけでなく、純粋に途上国ビジネスへの展開を模索している企業があれば、推奨する開発コンサルとの協業も含めて相談に乗ることが可能です。

お気軽にお問合せもらえればと思います。

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