AI農業から考える途上国における農業開発に必要な観点について紹介します。農業には「作業」と「判断」が必要で、正しい作業の為には適切な判断が必要です。AI農業ではセンシングや熟練工の情報を分析しますが、その観点は農村開発にも必要な視点です。
AI農業とは
今回は「AI農業〜ITと熟練農家の技で稼ぐ〜」という書籍の内容から、途上国における農業開発に活用できる視点を紹介します。
AI農業とは、
AI農業の「AI」は「人工知能(Artifical Inteligence)の研究をも包含する、「農業情報科学(Agri-InfoScience)」をさしています。すなわち、AI農業とは、人工知能を含めた情報科学の知見を農業分野に適用することで「農」の「業」を変える、社会システムの変革を促す、一連の取り組み
「AI農業〜ITと熟練農家の技で稼ぐ〜」(p2)より引用
農業における「作業」と「判断」
書籍の中で、非常に参考になる概念として、農業における「作業」と「判断」を切り分けた考え方です。
途上国における農業開発や、国際協力の文脈で「農業」を見た際、途上国における人口や経済に占める割合の高さから、様々な取り組みが行われてきました。
例えば、新しい農作物の植え方や農法、新しい農業機械の導入は「作業」の部分に該当します。
もちろんそれらの取り組みを否定するものでは全くありませんが、それらの「正しい作業」を行う為には、適切な「判断」が必要です。(単に正しい「作業」を教えても不十分なのです)
「正しい作業」の為には、どういうポイント(葉や根の様子、果実のなり方、温度湿度などなど)をチェックし現状把握を行い「判断」するのかという観点が必要です。
AI農業では、正しい「判断」の為にセンシングや、熟練工のアイトラッキング、衛星画像などを解析して、それらの情報やナレッジをエコシステムでの共有を目指しています。
AI農業そのものを途上国にということには様々な議論がありますが、それらが提供しようとしている本質的な価値や観点は、途上国における農業開発などの現場などにも活用できるのではないかと思料します。
今回は、「AI農業〜ITと熟練農家の技で稼ぐ〜」の内容を抜粋して紹介しました。関心を持たれた方は実際に原文にあたってみて下さい。
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