INSIGHTS· SUSTAINABILITY

CSVビジネスのアプローチと4つの事業パターン~組織に浸透させるためには~

CSVビジネスのアプローチと4つの事業パターンやいかにして、CSVの概念を組織に浸透させるかについて紹介していきます。また、CSVを社内に浸透させるには優れたリーダーシップとともに、ビジョンが必要で、優れたビジョンとはなにかについても紹介。

CSVビジネスのアプローチと4つの事業パターン
FIG. 01 / CSVビジネスのアプローチと4つの事業パターン PHOTOGRAPHY / ARCHIVE

CSVとは

2016年6月号のハーバードビジネスレビューで、マイケルポーターがCSV(Creating Shared Value)という概念について論文を発表しました。

CSVのキー・コンセプトとしては、民間企業において、社会的課題の解決と事業を両立が求められるというものです。こうした、社会的課題の解決と事業の両立をテーマとした「CSV経営」という書籍の内容を今回は抜粋して紹介します。

関連領域に関心を持たれる方は是非、手にとってみてはいかがでしょうか?

また、CSVについては「CSRの限界とCSVの経営戦略へ~責任から戦略へ~」なども合わせて参照ください。

CSVのアプローチとCSVビジネスの4パターン

ポーターはハーバードビジネスレビューの中で、社会的課題の解決と事業の両立には、主に以下の三つのCSVのアプローチがあると提唱しました。

1:社会・環境問題を解決する製品・サービスの提供

2:バリューチェーンの競争力強化と社会への貢献の両立

3:事業展開地域の競争基盤・クラスターの強化と地域への貢献の両立

また、CSVビジネスには四つのパターンがあるといいます。

「ニーズベース」社会問題を構造的に課題に落とし込んでいき、解決アプローチを探索し、そこに強みのある技術を当てはて解決するパターン。解決すべき問題が明確になっている場合に有効

「シーズベース」自社保有の技術などのシーズをベースに、昨日から問題解決ソリューションを網羅的に創発し、有望なものをスクリーニングします。自社の強みとして拡張性の高い技術などを保有する場合に有効

「ハイブリット」様々な社会・環境問題を幅広く土壌にあげて、自社の強み・リソースを突き合わせながらアイディアを創発します

「ボトムアップベース」社内外から幅広くアイディアを募る方法 世界各地から社会貢献のアイディアを募集し、優れたものをプロジェクトとして実行するというもの

CSVの概念を組織に浸透させるためには

そして、本書の中で、CSVを組織に浸透させるためには、以下の活動が必要だとまとめられています。

1:トップが社員に対して、CSVの重要性を語り続けること

2: 様々な広報・プロモーションツールを用いて、CSVについての知識を広めること

3: ワークショップなど社員との双方向の対話を通じてCSVの意味合いについて理解を深め納得性を高めること

4: 表彰制度や人事評価などのインセンティブを与えること

また、リーダーが方針を唱えたり、リーダーシップを発揮する時には、優れたビジョンが不可欠です。優れたビジョンについて、ハーバードビジネススクールのジョンコッター教授がその6条件というものを発表しています。

・将来の姿が明確であること

・ステークホルダーの長期的利益に訴えるものであること

・実現性が現実的であること

・意思決定のガイドする明確な方向性を持っていること

・適度な柔軟性を持っていること

・シンプルであること

今回は、CSVという観点にフォーカスした書籍を紹介しました。引き続き、関連領域の情報を紹介していきます。

#CSR #CSV #SDGs #ソーシャルビジネス #社会的企業 #中小企業

#csr#csv#sdgs#ソーシャルビジネス#社会的企業#中小企業
CONTINUE / 次の一歩
FOR READERS OF THIS ESSAY

この記事の論点を、ご自身の組織に当てはめて進められない方へ。
2つの並走ルートをご用意しています。

ROUTE A / ON-DEMANDFROM ¥38,000 / MONTH

Saslaサスラ

定額制 / サステナビリティ専門家プラットフォーム

「翻訳」の最初の壁に、現役の専門家が定額で並走。チャットで日次、月次セッションで構造化。社内に持ち帰れる “翻訳レポート” まで一緒に作成します。

ESG開示
DISCLOSURE
Scope3 算定
GHG
人的資本
HUMAN CAPITAL
サプライチェーン
SUPPLY CHAIN
Saslaで定額相談する
ROUTE B / ONGOING3〜12 MONTH ENGAGEMENT

KI Strategy 伴走

個別契約 / ESG・サステナビリティ伴走支援

本稿の「4つの意」を組織の規律として実装するための個別支援。マテリアリティ更新、開示設計、社内浸透まで、編集主幹がプロジェクトを率いてご一緒します。

マテリアリティ
MATERIALITY
開示設計
DISCLOSURE
社内浸透
ENGAGEMENT
経営伴走
ADVISORY
30分の問診を予約する
まずは読み続けたい方へ ── 次の記事を、隔週金曜にメールでお届けします。SUBSCRIBE THE NEWSLETTER →
編集部
ABOUT THE AUTHOR

編集部

KI STRATEGY / 編集部

KI Strategy 編集部所属。ESG・サステナビリティを軸に、開示と意思決定を貫くロジックを編む。

SECTION 05 / NEWSLETTER

週末に届く、
経営の編集。

隔週金曜の朝、編集部が選んだ1本と、サステナビリティ業界動向の3行サマリーをお届けします。広告なし、退会はワンクリック。

既に 3,200+ 名のESG担当者が購読中NO ADS · UNSUBSCRIBE 1-CLICK
CONSULTATION

個別の論点で進められない方へ

30分の問診で、御社の論点を編集部が言語化します。 Saslaの定額相談、または KI Strategy の伴走支援へお繋ぎします。

30分の問診を予約する →
FOR ONGOING SUPPORT
KI Strategy 伴走
FOR ON-DEMAND Q&A
Sasla 定額相談