Social Impact Actでは、社会課題に挑戦する社会的企業の、ビジネスモデルや、ブランド戦略などを広く扱ってきました。
今回も、そうした企業の取り組みを紹介していきます。
Evoware
海洋プラスティックゴミ問題について、よく耳にする機会が増えました。
Evoware は、インドネシアに拠点を構えるソーシャルスタートアップ企業です。
二つの課題の解決をビジネスで挑戦しています。
・プラスティックゴミの削減
・海藻農家の低賃金問題
そのために、生物分解が可能で、食物繊維を多く含む包装品を製作・販売しています。
また、原料に、海藻を使用することで、そうした企業の生計のサポートも実現しています。
Vestergaard Frandsen Group
Vestergaardは、いわゆる、経済的価値と社会的価値の両立をうたう、CSV経営を実践するスイスの企業となります
汚染水用フィルター付き「ライフストロー」や、マラリア対策用蚊帱「パーマネット」を提供しています。
また、食料廃棄は、日本でも問題になっていますが、途上国においては、主に、収穫後において、虫などに食べられたり、適切に保存できないことで発生する割合が多きいことがその特徴です。
そこで、フードロスの対策として、収穫後段階の食糧廃棄を減らすため、殺虫剤を染み込ませた、ポリプロピレン製袋なども途上国に提供しています。
国際機関などと連携し、途上国へのインパクトと、ビジネスの両立を推進しており、日本企業においても参考になる点があるかもしれません。
Goodr
Goodrは、ブロックチェーン技術を活用した、ゴミのマネジメントソリューションを開発しフードロス問題に挑戦しています。
米国では毎年、720億ポンドを超える食料を無駄にしていますが、4200万人が食料不安に苦しんでいるといいます。
2017年にローンチし、すでに国内最大の空港の1つであるアトランタ国際空港とのビジネスなどを展開して注目されています。
引き続き、社会課題をビジネスの手法で解決を目指す、企業・団体を紹介していきます。
Comments