Serendipalm:ガーナ
Serendipalmは、2006年に、持続可能な燃料研究のパイオニアのBronner教授によって設立されました。
世界自然保護基金(World Wildlife Fund)は、パームヤシの拡大が自然破壊を助長し、サイ、ゾウ、トラ、オランウータンのような絶滅の危機に瀕している種の脅威となっていると警鐘を鳴らしています。
Serendipalmと契約する農家は、670を超え、耕作地としては、4千エーカーにも及ぶ樹木を栽培するに至っており、小規模農家から購入した、オーガニックパームから生産された、パーム油を欧米のフェアトレード会社にも販売しています。
本ブログでも紹介した、Root Capitalから投資を受けており(2014年に最初の外部からの貸し手となりました。)パームヤシの加工工場では、240人以上の従業員を雇用しており、その90%が女性です。
各労働者に無料の健康保険を提供するなどのインパクトを実現しており、その活動に注目が集まっています。
今回は、パームヤシの持続的な生産というソーシャルインパクトを目的とした、ガーナの社会的企業のSerendipalmを紹介しました。
引き続き、世界の社会的インパクトに関連した活動を行う企業とその取組や、関連領域を紹介していきます。
参考URL
・http://serendiworld.com/product-lines/serendipalm/
・https://www.rootcapital.org/portfolio/stories/rural-ghana-where-sustainable-palm-oil-is-not-oxymoron