経営企画部門とサステナビリティー部門が、統合した際の、”違和感”が、企業の非財務領域と財務領域の距離感を推察できる。また、サステナビリティー領域をCSRやサステナビリティー部ではなく、経営企画も考えることはあるべき方向性だと考えています。
サステナビリティーに関する企業の課題を推進する部署としては、かつては?CSRグループやサステナビリティー部と言われる方だったかもしれません。
ただし、昨今は、こうした領域の推進を経営企画が実施するケースも増えてきています。 実際に別途経営しているKI Strategyでもクライアントの多くは経営企画部です。 (サステナビリティー部の方もいらっしゃるので語弊がありますが、割合として)
また、いわゆる中期経営計画などを見回しても、多くの上場企業で、こうした観点を絡めていない経営計画を探すのが大変という状況ですらあります。

少し昔になりますが、私がコンサルの仕事をはじめたころに驚いたのが、経営戦略や経営計画って社長が作るんじゃないんだ・・・という素朴な疑問です。
もちろん会社にもよる訳ですが、創業社長などがいない会社だと特に、叩き資料は経営企画が作成しているところも実際のところ多いのではないでしょうか? (経営企画が素案を作って、役員間でワークショップをやったり、ディスカッションしたりなど)
個人的にはこのこと自体が割と、どうなんだろうと疑問に持つこともありますが、昨今では、ESGやSDGsが経営イシューになってきていることから、経営企画でもそうしたトピックを議論する機会がとても増えているように感じます。
(ちなみに、中期経営計画などは海外では作っていないので、そもそもいらなくない議論もありますが、個人的には日本ではあった方がいいというのが持論です。そもそも社長ですら、経営計画を作らないなかで、特に多くの人員を抱える大企業において、会社がどの方向を向くべきか?ベクトルを合わせるためにも、いわゆるミッション・ビジョン・パーパスと共に、中経は機能しうるという実感値です)
話は戻って、サステナビリティー領域をCSRやサステナビリティー部ではなく、経営企画も考えること自体は、個人的にはあるべき方向性だと考えています。
むしろ、 ・経営戦略とサステナビリティー活動の関連性が見えない ・SDGsなどでありがちですが、意図のない紐づけ(紐づけなどは情報整理などの文脈で有効な場合はある) などは、恐らくステークホルダーの誰も期待していないと思われます
2003年あたりがCSR元年と言われることもありますが、CSR単体での活動を総括した際に、その領域にかけてきた投資や費やした労力に見合った、アウトプットが出ているかというと、個別の事例はあったとしても、全体としては、厳しい見方を持つ人の方が多いのではないでしょうか?
CSVという言葉を使う必要はありませんが、本業の経営戦略とサステナビリティーをいかに統合させるか?経営企画とサステナビリティー部門の協調が求められているように思われます。
むしろ、経営企画部門とサステナビリティー部門が、極端なことをいうと、統合した際の、”違和感”が、企業の非財務領域と財務領域の距離感をはかる一つのリトマス試験紙的にもなるのではないかなと思います。
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