海外におけるCSV企業や社会的企業の取り組み事例を紹介。農家の所得向上などを目指すペルーのinkamoss、肥満問題に挑むエジプトのmumm、天候情報の整備を目指すガーナのIgnitiaの先端事例を紹介します。
前回に引き続き、社会の課題にテクノロジーやビジネスで挑戦する企業を紹介していきます。
inkamoss
inkamossは、農家の所得向上などを目指し、ペルーで活動する社会的企業。
ペルーは、アンデス山脈などの山間に暮らす農村部の家庭では、その地理的断絶から、定期的な収入や、情報を取得する機会が制限されてしまっています。
inkamossは、white moss (sphagnum moss)と呼ばれる、水ごけに注目しました。
white mossは、アンデス山脈の気候に合い、特に高度なノウハウなどがなくても育成可能であること、また浄化フィルターなどとして需要がある点が特徴的です。
環境や特定のニーズを発掘した、アンデス山脈のwhite mossによって、農家は収入が25%近く改善しているようです。
mumm
mummは、肥満や雇用問題に挑戦し、エジプトで活動する社会的企業。
mummは、エジプト人は、世界の中でも、肥満の成人の割合がトップクラスと言われています。(約35%、1900万エジプト人)
そこで健康的な食事をオンラインで注文可能なサービスを提供しています。
mummは、その健康的なハンドメイド食品を雇用されていない女性や、難民の方を活用している点が特徴的です。
価格も抑えながら、健康的で美味しい食事の提供を展望しています。
Ignitia Tropical Weather Forecasting
Ignitia Tropical Weather Forecastingは、農家のエンパワーメントなどを目的に、ガーナで活動する社会的企業。
途上国では、天気予報情報が農家に行き渡っていない場所も多いです。
Ignitiaでは、近赤道地域の気象を決定する物理的プロセスを考慮に入れて開発された、独自の天気予報アルゴリズムは、平均で39%にしか当たらないグローバルモデル予測の2倍以上の精度(約84%)を記録しています。
また、天気予報は、毎日SMSメッセージで農家に連絡され、その情報に基づいて、スケジュールの設計などが可能となります。
Ignitiaでは、ガーナ以外の近赤道地域にも拡大を模索しています。
今回は、社会の課題について、ビジネスやテクノロジーを活用して解決を目指すスタートアップ企業の事例について紹介しました。
引き続き、関連企業についても紹介していきます。
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