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執筆者の写真Social Impact Act

インドの貧困問題に挑むGoonj〜途上国における衣・食・住の「衣服」に特化した取り組み〜


Goonjとは

2017年9月8日に国際文化会館にて、「【日印対話プログラム】 エコロジカルな支援という革新―インドの貧困問題に挑む」が開催されました。

ゲストは、インドで「clothing man(衣服の人)」として広く知られる、非営利団体 Goonj 創設者、アンシュ・グプタ氏です。2015年にはアジアのノーベル賞とも呼ばれるラモン・マグサイサイ賞を受賞しています。また、シュワブ財団のアショカ・フェローなどにも就任しています。


Goonjは「Cloth for Work」や「Not Just a Piece of Cloth」など、布材を使った独創的な開発モデルを実施。

例えば、古着を用いた、世界で最も安くシンプルな途上国における生理用用品の開発なども実施しています。


衣服と貧困問題

日本では昔から、「衣食住」という言葉があります、いつ誰が作った単語かは知りませんが、人間に最も必要なものというニュアンンスがあり、衣服から始まっている点は、特筆すべきかと思います。

昨今では、例えば、国連でSDGs:持続可能な開発目標においても、食や住みやすい町など、衣服以外の問題など取り上げられていますが、衣服の問題は直接的には取り上げられていません。

アンシュ・グプタ氏曰く、「衣服は貧困の最初の一歩であるにも関わらず、開発のテーマで影を潜めている」と。

また、Goonjは非営利団体ですが、非チャリティーを唱えており、最近では、チャリティーの問題点などについてもクローズアップされる機会が増えており、その一つに、「尊厳」の問題などについて深く考察している団体でもあります。

また、スラムなどの写真を用いて、同一人物が、着ている服を変えることでどう印象が変わるのか紹介がありました。いかに、着ている服や靴などで、貧困や生活状況を推し量っているかということです。

開発において、衣服の問題について長年活動を実施されているGoonjの活動について関心をお持ちの方は、Goonjホームページなどもご覧ください。

また、衣服以外にも、農村におけるインフラ整備などにおいて、いかに政府から目を向けて貰うのかというアドボカシー的な活動も住民主導に行なっており、関連領域についても関心の方も活動ウオッチされてみてはいかがでしょうか?

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