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休眠預金活用法とソーシャルファイナンスについて

最終更新: 2019年5月28日


休眠預金活用法とは

2016年12月2日に参院本会議で可決、成立した、「民間公益活動を促進するための 休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(平成28年法律第101号)のことです。

この法律は、休眠預金等に係る預金者等の利益を保護しつつ、休眠預金等に係 る資金を民間公益活動を促進するために活用することにより、国民生活の安定向 上及び社会福祉の増進に資することを目的としています。(第一条)

法律の条文につては、内閣府のホームページから確認可能となっています。

http://www5.cao.go.jp/kyumin_yokin/law/joubun.pdf

預金者等が名乗りを上げないまま、10 年間放置された預金は、毎年約1000 億円程度発生していると見込まれており、その後、金融機関からの連絡等によって払い戻した分を差し引いても、年500億~600億円程度が金融機関の利益となっていると推計されています。

海外における休眠預金活用法とは

英国においても、2008年には同様の趣旨の「Dormant Bank and Building Society Account Act」(休眠の銀行口座・住宅組合口座に関する法律)が成立しています。

ただ、金融資産に占める銀行預金口座の割り合いは、先進諸国の中でも、日本は非常に高く、休眠預金のインパクトも毎年1000億円近くと、他国と比較してもそのインパクトは大きなものとなるのではないかと予想されます。

英国では、「Dormant Bank and Building Society Account Act」の成立後、2012年にビッグソサエティ・キャピタルなどの、休眠預金口座の資金も財源(その他HSBC、バークレー等)としたホールセール向けの金融機関なども誕生しています。


ビッグソサエティ・キャピタルはソーシャルインパクトボンド(SIB)や、社会的解決に向けた取り組みに対するファンドなどに投資しており、日本においても、休眠活用法の制定を受けて、大手金融機関系列からも、広くソーシャルファインナンスに特化した専門会社が登場してくるかもしれません。

社会的インパクトを意図した取り組みを支援する手段として、ソーシャルファイナンスは注目されていますが、休眠預金活用法は大きな影響を及ぼす可能性があり、引き続き注目していきます。

今回は、休眠預金活用法とソーシャルファイナンスについて紹介しました。

参考URL

・内閣府「民間公益活動促進のための休眠預金等活用」

http://www5.cao.go.jp/kyumin_yokin/index.html

・日経新聞「休眠預金活用法が成立 年500億円を活用」

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10251020T01C16A2EE8000/

・ビッグソサエティ・キャピタル

https://www.bigsocietycapital.com/

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