FEATURED ESSAY· ESG & IR

質問し放題、定額制サービス「Saslaサブスク」とは

月額30万円〜の定額制サービス「Saslaサブスク」(Sasla Subscription)とは、質問し放題・月1定例・10+領域の専門家ネットワーク接続でサステナビリティの専門家チームを「持つ」新しい支援モデル。中堅・中小企業の担当者向けに、採用とコンサル発注の中間の第三の選択肢として活用ポイントを整理する。

Saslaサブスク 採用か、コンサルか、第三の答え
FIG. 01 / Saslaサブスク 採用か、コンサルか、第三の答えPHOTOGRAPHY / ARCHIVE

ESG・サステナビリティ領域の業務は、ここ数年で「総務や広報の片手間」では到底回らない量と深さに変質した。CSRD・IFRS S2・SSBJ・PCAF・SBTi・人権 DD・TNFD と、覚えるべき頭字語だけでも数十に及び、しかも基準は毎年改訂される。とはいえ、専門家を採用するにはコストと時間が重く、大手コンサルへの発注は最低数百万円から。「採用」と「コンサル発注」のあいだに、もう一段階の選択肢が欲しい――というのが、特に中堅・中小企業のサステナビリティ担当者の方から、最近もっとも頻繁に伺うご相談である。

その「第三の選択肢」として、本サイト運営元の KI Strategy が提供しているのが、質問し放題の定額制サービス「Saslaサブスク」(正式名称: Sasla Subscription)である。本記事では、サービスの概要、想定される使い方、採用やコンサル発注との違い、向いている企業の特徴を、編集部視点で整理する。

中堅企業のサステナビリティ担当者が直面する 3 つの構造課題

実際に企業のご支援に入ると、サステナビリティ担当の方から繰り返し聞こえてくる悩みは、おおむね 3 つに整理できる。

  1. 採用は重い:サステナビリティ専門人材の年収相場は 800〜1,500 万円。立ち上げに 3〜6 ヶ月、雇用関係は不可逆。そもそも採用市場で経験者を見つけること自体が難しい
  2. 大手コンサル発注は重い:プロジェクト最低数百万〜数千万円、しかも単発の論点に限られる。「日々の細かい疑問を聞ける相手」がいない
  3. 担当者個人に集中する:気候、人権、生物多様性、人的資本、ガバナンス…守備範囲が広すぎて、1〜2 名の担当者が全領域をカバーするのは現実的に無理。それでも「どうなっていますか」と社内外から問われる

過去記事「ESG担当者が孤立しないための社内エンゲージメント戦略」でも触れた、現場の構造的な負荷の問題である。

「Saslaサブスク」とは

Saslaサブスク」(正式名称: Sasla Subscription)は、ESG・サステナビリティの**専門家チームを月額定額で「持つ」**サブスクリプション型支援サービスである。KI Strategy がこれまで個別プロジェクトで提供してきた支援の知見を、質問し放題の定額制として日常的に使えるパッケージに組み直したもの。

主要スペック(公式情報より)

項目内容
料金(ベーシック)月額 30 万円〜(税別)
契約期間縛りなし、月単位で解約可能
初期費用なし
想定企業規模売上 50〜1,000 億円、従業員 50〜2,000 名(中堅・中小)
専門領域情報開示・統合報告書、GHG/脱炭素、人的資本、サプライチェーン、ESG 格付対応、TCFD/TNFD、人権 DD、サーキュラー・エコノミーほか 10+ 領域
本格案件オプション統合報告書制作、GHG 算定など重い案件はカスタム見積もりで対応(アドバンス/カスタム)

「サステナ部門立ち上げ前」のフェーズの企業にも対応するとされる。

ベーシックプランで使えるもの

月額 30 万円のベーシックプランで含まれる主な機能は以下:

  • 質問し放題(チャット・メール、回数制限なし):平均回答 1 営業日
  • 月 1 回の定例打合せ(60 分〜、議事録付き):論点棚卸し、優先順位付け、進捗レビュー
  • 10+ 領域の専門家ネットワーク接続:自社の論点に応じて適切な専門家にアサイン
  • 資料レビュー・他社事例共有:開示資料、KPI 設計、マテリアリティ、ESG 評価機関の回答ドラフトなど
  • キックオフから稼働開始まで最短数日〜2 週間
  • 窓口は固定担当者:背後に専門家ネットワーク

採用・コンサル発注との比較

採用 / 大手コンサル / Saslaサブスク の比較表

採用、大手コンサルへの発注、Saslaサブスク の 3 つを、よく比較される観点で並べると次のようになる。

観点採用大手コンサル発注Saslaサブスク
月次コスト目安60〜100 万円(年収 720〜1,200 万円)プロジェクト数百〜数千万円30 万円〜
立ち上げ期間3〜6 ヶ月1〜3 ヶ月最短数日〜2 週間
解約・撤退不可逆(労務リスク)プロジェクト終了まで月単位で可能、違約金なし
カバー範囲1 人のスキル依存プロジェクト範囲のみ10+ 領域の専門家ネットワーク
日々の細かい相談△(メーター課金)〇(質問し放題)
大型プロジェクト△(オプション扱い)

採用は「深く・継続的に」、大手コンサルは「重い案件を一気に」、Saslaサブスク は「広く・日常的に」という棲み分けと整理できる。これらは排他ではなく、組み合わせて使われるケースも多い(採用人材の知見補完、コンサル案件の前後の伴走など)。

利用フロー(公式情報より)

  1. Day 0:初回相談・お見積り(無料、30〜60 分)

    • 現状の課題と目指す状態を確認
    • その場でプラン・金額提示
  2. Day 1〜10:契約・キックオフ

    • NDA 締結後、専任窓口と専門家チームをアサイン
    • 初回打合せで論点棚卸しと月次運用ルール合意
  3. 継続:日常運用

    • チャット・メールで日々相談
    • 月 1 回の定例で振り返りと優先順位付け
    • 必要に応じて専門家ネットワークから個別アサイン

こんな企業に向く

公開情報と編集部での観察を踏まえると、Saslaサブスクが最も活きるのは次のような企業である。

  • 東証スタンダード・グロース市場上場で、サステナビリティ部門立ち上げ期:マテリアリティ、開示、ESG 評価機関対応の論点が並走する局面
  • 東証プライム上場でも、サステナビリティ専門人材が 1〜2 名:採用が間に合わない領域を、外部ネットワークで補完したい
  • 未上場・中堅オーナー企業で、CSRD/PCAF 対応が取引先から要請されている:日々の質問対応が必要だが、大手コンサル単価は重い
  • 大手コンサル案件と並走させたい:プロジェクト前後の伴走、社内移管、運用フェーズの相談先として
  • 専門家採用を検討中で、判断材料が欲しい:採用前に「何ができれば充足か」を実地で把握する用途

逆に向いていないケースとして、「サステナビリティを担当者個人の課題として一切外注したくない」「日々の質問は出てこない(すべて自前で完結している)」「即日数千万円規模の戦略策定が必要」といった企業は、別の選択肢を検討した方が良い。

編集部の所感――なぜいま「定額」が効くのか

サステナビリティ・ESG 領域の構造変化を踏まえると、月額定額モデルが効くのは偶然ではない。

  • 論点の総数が爆発的に増えた:CSRD、IFRS S2、SSBJ、CSDDD、PCAF、SBTN、TNFD、人権 DD、Just Transition、Loss & Damage … 数年前なら 1 つでも追えていれば及第点だったのが、いまは並行して 5〜10 領域を追う必要
  • 基準が毎年改訂される:書籍やセミナーで得た知識が、半年後には古い。日常的にアップデートを取り込める「人」が必要
  • 担当者がパンクするESG 担当者の燃え尽きと組織設計 でも触れたが、担当者個人の負荷が事業継続リスクになっている
  • 取引先・投資家からの問いが速くなった:「来月までに Scope3 開示を」「来週までに人権方針を」というスピード感の依頼が現実化している

これらの構造変化に「月単位で柔軟にスケールできる外部脳」で応えるのが、Saslaサブスクの発想である。スポット相談ではなく継続的な関係で、しかも広範な領域を、月単位で再評価可能な形で持てる、というのは、従来の「採用 vs コンサル」の二択ではどうしてもこぼれていたニーズだ。

まとめ・推奨

  • 採用は重い、大手コンサルも重い、しかし日々の相談相手は必要――そんな中堅・中小企業のサステナビリティ担当者にとって、月額 30 万円から始められる Saslaサブスク は「第三の選択肢」になり得る
  • 縛りなしの月額制なので、まず数ヶ月試して合うか判断するのも実務的
  • 大型プロジェクトはオプションでアドバンス/カスタム見積もりに切替可能
  • 初回相談は無料、Day 0 で見積もりまで提示される

サステナビリティ・ESG 領域の整理、開示、KPI 設計、評価機関対応、または「そもそも何から手をつければよいか分からない」段階のご相談まで、Saslaサブスク を入り口に試してみる価値は高い。

詳細・初回相談(無料)は Saslaサブスク 公式ページ より。Sasla 全体サービスについては Sasla を、運営会社 KI Strategy のコーポレート伴走支援については 株式会社KI Strategy も併せて参照されたい。

本記事は2026年5月時点の公開情報をもとに整理した。プラン内容・料金は予告なく変更される可能性があるため、最新情報は Sasla 公式 で確認することを推奨する。

#Sasla #サステナビリティー #ESG #中堅企業 #コンサルティング

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KI Strategy 編集部所属。ESG・サステナビリティを軸に、開示と意思決定を貫くロジックを編む。

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