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イギリスの社会的投資プレイヤーと取り組み

最終更新: 10月16日


目次

社会的投資の主要プレイヤー~欧州編~

【第1話】ドイツ・オランダの社会的投資プレイヤーの事例 ・KwF:ドイツ ・Triodos Bank:オランダ ・FMO:オランダ

【第2話】イギリスの社会的投資プレイヤーと取り組み 【本記事】

・Social Stock Exchange:イギリス

・Big Society Capital:イギリス

Social Stock Exchange:イギリス

今回は、ニューヨークや香港と並ぶ世界三大金融センターのひとつ、イギリスの社会的投資プレイヤーについて紹介します。

イギリスは産業革命発祥の地として、金融セクターについても、世界に先んじて進展してきた歴史があります。

イギリスの「Social Investment Taskforce」は、リーマンショックから遡り、2000年に開催されています。

翌年の2001年には、社会的起業家に特化したインキュベーション組織の「UnLtd」が設立されました。

2002年には、「Bridges Ventures」「Community Investment Tax Relief」「Charity Bank Community Development Finance Association」が設立されるなど、イギリスにおいて、ソーシャルインパクトを意識した投資や活動には長い歴史があります。

そん中、イギリスでは2015年にSocial Stock Exchangeが開始されました。

Social Stock Exchangeは、企業活動の中で、ポジティブな社会的インパクトを提供する会社に対して、企業規模に関係なく上場することができる、新しい形の証券取引所です。

現時点(2016/11/29)でSocial Stock Exchangeに「上場」を公開している企業は30社で、メンバーの投資額は £400mを超えています。

Social Stock Exchangeについては、次回以降深掘りしていきます。


Big Society Capital:イギリス

次に紹介するのが、イギリスのBig Society Capitalです。

Big Society Capitalは、イギリスを代表するソーシャルインパクトプレイヤーとして、幅引い領域に投資活動を行っています。


イギリスには、social investment tax relief (SITR)という、社会的企業の対する税制優遇制度があります。

SITRとは、寄付や社会的企業への投資に対して、30%もの税制優遇を受けれれる制度です。

Big Society Capitalは、「GET IT」というソリューションを展開し、SITRの認知度向上に向けた活動や、申請方法のアシストソリューションなどを提供しています。

欧州において、社会的投資にお金があつまる背景とし、歴史的・文化的な側面があると同時に、政府とともに作り上げてきた、制度や税制優遇政策にもその一端が垣間見えます。

今回は、イギリスの社会的投資機関の「Social stock exchange」と「social investment tax relief」を紹介しました。

引き続き世界の社会的インパクトに関連した活動を行う企業とその取組を紹介していきます。


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