今回は、発展途上国の開発経済などについての文献を読むとよく出てくる、ミッシングミドルについてです。
今回は、発展途上国の開発経済などについての文献を読むとよく出てくる、ミッシングミドルについてです。
ミッシングミドルとは、金融サービスにアクセスできない中間層のことを言います。
発展途上国でよく見られる、マイクロファイナンスでは金額の規模が小さすぎ、大手企業が提供する商業銀行については、信用や金額感から利用できない層のことをミッシングミドルと呼びます。
ハーバードの研究※1にもあるように、一般的に、国の成熟度と、企業の大きさ、企業数には以下のような傾向があると言われます。

日本などの先進国では、ベンチャーや零細企業の数が少なく、中小企業の数が多くなり、東京証券取引所に上場しているような企業となると、一握りになるという、山なりの分布となります。
一方、発展途上国では、ベンチャーや家族経営などの零細企業は数多く存在する一方で、それらの企業の多くがミドル層に成長できていなく、谷を越えた一握りの企業が利益を独占しているという谷型の分布が見受けられます。
発展途上国の経済発展については、数多くの研究がありますが、発展途上国の多くの企業が、零細企業から中小企業に育つことができていないことに原因の一端があるのではないかという議論から、国連を始めたとした、国際金融機関を中心として、ミッシングミドル向けの金融サービスが見受けられるようになってきました。
今回は、開発経済領域で議論されている、「ミッシングミドル」を紹介しました。
引き続き、世界の社会的インパクトに関連した活動を行う企業とその取組や、ミッシングミドル向けの金融サービスについても紹介していきます。
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