目次
【第1話】アメリカを代表する社会的投資機関〜RSFとは〜 【本記事】
・RSF Social Finance:アメリカ ・IGNIA:メキシコ
【第2話】社会的投資を牽引するアメリカの投資会社
・Acumen:アメリカ ・The Rockefeller Foundation:アメリカ
・Tonic:アメリカ
・Root Capital:アメリカ
RSF Social Finance:アメリカ
今回紹介するのは、アメリカの社会的投資プレイヤーのRSF Social Financeについて紹介します。
RSF Social Financeは、1936年に設立された、歴史の長い、ソーシャルインパクト投資機関です。1,600人以上のクライアントを抱え、450億円近いファンドを運営しています。
RSF Social Financeの投資先企業(抜粋)
・Equal Exchange:1986年以来フェアトレードのパイオニア。高品質のオーガニックコーヒー、チョコレート、ココアなどを提供(世界25カ国の40の小規模農家協同組合に利益をもたらす)
・Veritable Vegetable:970年代初頭に設立された、女性ビジネスオーナーを中心とする、高品質なオーガニックフルーツや野菜の販売を行い、カリフォルニア、ネバダ、アリゾナ、ニューメキシコ、コロラド、ハワイに商品を提供
・Aquatic Informatics:急速に成長する環境モニタリング業界における重要なファクターである、水データの管理・分析ソフトウェアソリューションを提供
・18th Street Arts Center:1展覧会、公開イベント、トーク、出版物、最先端の現代アートの創造を奨励し、地域、国家、国際的なアーティスト間の協力と交流促進
・Bhakti:フェアトレード認証を取得している、オーガニック、グルテンフリーのバクティ・チャイを販売
※加えて、メキシコ企業事例も一つ
IGNIA:メキシコ
今回は、メキシコの社会的インパクト投資プレイヤーの、IGNIAについて紹介します。
IGNIAは、ヘルスケア、ハウジング、金融、生活インフラ、BOP向けの事業を行う、ソーシャルインパクトを意識した革新的な社会的起業家に投資を行う、ベンチャーキャピタルです。
以下、IGNIAの投資先企業の抜粋となります。
IGNIA投資先企業(抜粋)
Barared:薬局やコンビニエンスストアなどのマイクロビジネスを介した形での、BOP層向けのマイクロファイナンスを提供、983の系列店舗とコラボレーション
MeXvi:メキシコの農村部や準都市部向け、低価格住宅建設会社。 MeXviはマイクロファイナンスと提携しているため、長期融資へのアクセスのハードルを下げることが可能です。
Ver de Verdad:眼科医と協力し、メキシコの低所得者層向けのメガネを提供。
MiMoni:独自のリスク照合システムを有しており、無担保での貸付業務を行う。以下、紹介動画。
今回は、アメリカの社会的投資会社RSF Social Financeと、メキシコのIGNIAその投資先企業を紹介しました。
引き続き世界の社会的インパクトに関連した活動を行う企業とその取組を紹介していきます。