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世界銀行プロジェクト入門ワークショップ〜途上国ビジネスニーズ〜

更新日:2020年8月5日


世界銀行とは

2017/01/27に富国生命ビル10階の世界銀行東京事務所に『世界銀行プロジェクト入門ワークショップ』が開催されました。今回はその内容を抜粋して紹介します。


世界銀行 途上国ビジネス

世界銀行グループは1945年に設立され、5つの機関から構成されています。 世界銀行は、IDAとIBRDで構成されています。

【国際復興開発銀行】

国際復興開発銀行(IBRD)は、中所得国および信用力のある低所得国の政府に貸出を行います。

【国際開発協会】

国際開発協会 (IDA) は、最貧国の政府に無利子の融資(クレジット)や贈与を提供しています。

【国際金融公社】

国際金融公社 (IFC) は、民間セクター支援を行う世界最大の開発機関となっています。投融資や国際金融市場における資金動員、民間企業や政府への助言サービス業務を通じて、途上国の持続可能な成長を支援しています。

【多数国間投資保証機関】

多数国間投資保証機関 (MIGA) は、1988年に設立されました。MIGAは経済成長、貧困削減、生活向上のために、途上国に対する外国直接投資を促進すべく、投資家や貸し手に政治リスク保険(保証)を提供しています。

【投資紛争解決国際センター】

投資紛争解決国際センター (ICSID) は、国際投資紛争の調停と仲裁を行う場を提供しています。

http://www.worldbank.org/ja/aboutより引用

世界銀行プロジェクト入門ワークショップ

Social Impact Actにおいても、途上国ビジネスやBOPビジネスについて紹介してきました。

世界銀行グループの新戦略として、2030年前に極度の貧困を撲滅、繁栄の共有の促進を目標に掲げています。

世界銀行は、加盟国の政府・政府機関、または自国政府の保証を受けることのできる民間機関に対し、融資、保証、および技術協力を提供します。このうち、開発政策支援融資は、途上国の大規模な政策改革を支援しています。

また、プロジェクト融資は、貧困削減と持続可能な開発のための広範な活動に資金を提供しています。プロジェクト融資を受けた機関は、機材、機器、土木工事、およびコンサルティング・サービスを発注しています。各プロジェクトにも数百のビジネス機会が存在し(数千ドルから数千万ドルまで)、世銀や借入国による機材・サービスの購入(調達)方法も多岐にわたります。 このようなビジネス機会における競争入札に関心のある人向けに、世銀プロジェクトの仕組み、プロジェクトや競争入札に関する情報の入手・活用方法についての基本的な知識・ノウハウを、少人数制(定員16名)でわかりやすく説明する「世銀プロジェクト 入門ワークショップ」を開催しています。

世界銀行のプロジェクトは大きく、Investment Project Financing、Development Policy Financing、(Program-for-Results)に分かれており、民間セクターにおいては、全体の三割近くを占める、Development Policy Financingが対象になります。

世界銀行プロジェクトは以下のサイクルで実施されます。このうち、赤字の箇所で実施された内容については全て世銀のホームページで確認することが出来るようになっています。

【Country Partnership Framework】ドキュメント

【Project Identification】 ドキュメント(PID)

【Project Preparation】

【Project Appraisal】ドキュメント(PAD)

【Loan Negotiations】

【Loan Approval & Singing】

【Implementation】

【Project Supervision】

【Evaluation】

世銀は途上国における、様々な形で仕事を発注したり、情報を発信しています。実際に仕事を受注しなくても、どのようなプロジェクトが行われているのかなどのニーズ情報などが蓄積されており、広く途上国のビジネスに興味をお持ちの方は、世銀のホームページを参照してみてはいかがでしょうか?

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