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数学×折り紙〜途上国教育における折り紙の可能性について〜

更新日:2019年7月3日


数学×折り紙〜数学の力が拓く新しい折り紙の世界〜

11月22日東京ガーデンテラス紀尾井町にて、「数学×折り紙〜数学の力が拓く新しい折り紙の世界〜」が開催されました。講師は、三谷純 筑波大学システム情報系教授です。

日本人にとって折り紙は、非常に馴染み深いものではないでしょうか?

ただ、実は折り紙、大変奥が深く、宇宙船のソーラーパネルなどにも折り紙の技術が適用されていたりもします。


折り紙の歴史

折り紙は、室町時代に武家の折形礼法が、やがて江戸時代に庶民遊戯として普及したと言われているそうです。

ただし、例えば、折り鶴などは有名ですが、誰がいつ発明したかは不明の、いわゆる伝承折りの作品だそうです。

近年ではコンピューターを使った折り紙設計と、折れ線の自動生成技術などの発展により、先の宇宙船のソーラーパネルや、衣服、デザインなど多様な場面で折り紙の技術が適用されています。


折り紙の数学的観点

折り紙は、学問的には幾何学の領域になります。

ただし、並行や角度や、図形、工作、手先の器用さなど様々な学習効果があるコンテンツです。

作図として、一般的に利用されるコンテンツは定規とコンパスですがこれらが出来ることは、いわゆる二次方程式を解くことです。三次方程式は解くとこはできません。

例えば、目盛りのない定規とコンパスで、特例をのぞいて角を三等分することができないことは、古代ギリシャ数学でも証明されています。

ただ、折り紙(折る行為)は、いわゆる三次方程式を解くことですので、折り紙を用いて、角を三等分することが可能です。

折り紙と途上国教育

折り紙とは、全く別に途上国向けの教育コンテンツを企画していますが、今回のセミナーを機に上手く使えば折り紙も面白いコンテンツだと再認識しました。

ポイントはこちらの価値観などを押し付けるようなものではなく、楽しみながら遊んで学べるという点です。

SIAで企画している途上国向けの教育プロジェクトなどについても折をみて紹介していきます。

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