スポーツで推進するSDGs
2017年8月9日に、東京国際フォーラムにおいて、SDGs〉×〈企業〉×〈スポーツ〉セミナーが開催されました。
講師は、独立行政法人日本スポーツ振興センター岸 卓巨 氏と、一般社団法人コ・イノベーション研究所橋本 大佑代表理事でした。
国際協力とスポーツの関係については、今までも、「スポーツを通じた国際貢献の歴史〜東京オリンピックを見据えて〜」「スポーツ×社会貢献〜Sport Developmentの実践〜」「スポーツ×国際開発を推進するプレイヤーとは」などで紹介してきましたが、SDGsとの関わりについて紹介されました。
動向と具体的な事例
スポーツは「持続可能な開発のための2030アジェンダ宣言」においても下記が宣言されています。
「スポーツもまた、持続可能な開発における重要な鍵となるものである。我々は、スポーツが寛容性と尊厳を卒苦心することによる、開発および平和への寄与、また、健康、教育、社会包括的目標への貢献と同様、女性や若者、個人やコミュニティの能力強化に寄与することを認識する」
要するに、スポーツは平和や開発の目標達成に向けて前進するための費用効果的で柔軟なツールとなると認識されつつあるということです。
セミナーでも、MYSAという名称で親しまれている「マザレ青少年スポーツ連盟(Mathare Youth Sports Associaton)」の事例などが紹介されました。
「スポーツの機会の提供」をモットーに、3万名のメンバーシップを目標に活動をしています。 「Right to Play(スポーツをする権利)」を推進しており、SDP(Sport For Development and Peace)の活動にも大きな影響を及ぼしています。
また、スポーツの可能性という意味では、「人が集まる機会となる」という点も重要なポイントです。例えば、ソニーとJICAが共同して実施した、パブリックビューイング(屋外でのスポーツ観戦)などでも、沢山の人が集まり、集まった場所で、教育コンテンツの提供なども効率的に普及することができると考えられます。
スポーツ×国際協力のトピックについても引き続き紹介していきます。
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