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  • 執筆者の写真Social Impact Act

企業や団体のSDGsに関するナレッジやインサイトを共有する「SDGs Insight」スタート


SIA編集長の今井です。

ソーシャルインパクトアクトでは、広く社会的課題の解決を意図する取り組みや活動について、関連するトピックを紹介してきました。

特に、金融の側面からのインパクト投資やESG投資、ビジネスの側面からソーシャルビジネスやBOPビジネス、CSVなどにスポットライトを当ててきました。

当初は、活動や勉強の備忘録程度と考えていた取り組みが、様々なバックグランドの方からお問い合わせ頂けるようになり、大変ありがたく思っています。

引き続きよろしくお願い致します。

今回は、SDGs Insightについて紹介します。

SDGs(持続可能な開発目標)はソーシャルインパクトアクトでもメイントピックの一つで、特に昨今においては、企業や団体、個人からの関心の高さを実感しています。

SDGsは、途上国など特定の地域やプレイヤーの課題だけでなく、先進国を含め、世界の課題にフォーカスが当てられている点が特徴的です。

その意味において、非営利・営利、法人・個人の垣根を越えて、幅広いプレイヤーの一つの「共通言語」や「旗印」としても注目されています。

ただ、こうしたSDGs(持続可能な開発)の観点を取り入れた、素晴らしい取り組みがある一方で、その活動やナレッジ、インサイト(洞察)が広く共有されいるとはいいにくい状況にあると認識しています。

SDGs Insightは、企業や団体が具体的にどのようにSDGsを活用しているのか、そのナレッジやインサイトの共有を目標にしています。その為に、有志で行なっている調査や勉強会の情報を、内輪の為のものではなく、公開して、より多くのプレイヤーの参画促進やコラボレーションの機会の増加を目的としています。

SDGs Insightの情報は、企業・団体自身の「公開情報」や「具体的な問い合わせ(一次情報)」などをベースとし、サンプル(アンケート)調査などの推計情報や、主観的な類推ではなく「ファクトベース」の情報プラットフォームでの運用を想定しています。

これは、SDGs自体が、汎用的に設定された目標であるため、企業や団体の具体的な活動への導入にはそのままでは乖離があり、SDGsを活用するためには、適切な「因数分解」やビジネスへの「翻訳作業」が必要だと考えており、全体を捉えた抽象的な情報よりも、具体的な事例や情報の方が、より価値が高いのではないかと考えているためです。

具体的には、企業や団体の取り組みを以下の4分類(D-CAM)に分けて、現状を整理しようと考えています。

Dosclosure:SDGsの観点の導入に言及・検討している事を公表もしくは個別に問合せ

Commit:SDGsの目的や達成に向けて、組織としてなんらかしらのコミットを実施

Act:SDGsの観点を取り入れた具体的な取り組みや活動を実施

Measurement:SDGsの観点の活動を途中経過を含めインパクト・結果・効果などを測定

その為、SDGs Insight自身として主体的に関連領域の調査・発信を実施しますが、企業や団体からの積極的な情報共有をお待ちしています。

また、関連する活動を推進する人材も募集しています。合わせてご参照ください。

※なお、分類などは運営していく中で、外部の意見などを取り入れながら、適切に修正していく方針です。特に「D」の情報開示については、コミットやアクションはなく「CSRレポート」などに「いわゆるトレンドに合わせて、形だけトピックに触れました」というものの取り扱い等については色々と議論があるところかと思料します。

また、SDGsに関する勉強会やワークショップ、SDGsビジネスの具体的アクション案として、有志連合による、「途上国における”金融教育”」の可能性についても模索していきたいと考えています。こちらも関心の方はお気軽にお問い合わせください。


SDGs Insight

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